「大分いのちの電話」のためのチャリティコンサート(佐伯RC)
2017年02月15日
社会奉仕委員会
上尾 大輔(佐伯RC)
2017年はロータリー財団が創立されて100年の節目の時を迎えます。それを記念して佐伯ロータリークラブは地元の学生や音楽家によるチャリティコンサートを企画しました。
佐伯ロータリークラブ主催の【「大分いのちの電話」のためのチャリティコンサート】が1/22(日)佐伯文化会館大ホールで14時から開催されました。約700名の方がご来場されました。入場は無料にしましたが、会場入り口で「大分いのち電話」のための寄付を募りましたところ45万5893円の浄財が集まり、翌日「大分いのちの電話」事務局へ寄付しました。
当日「大分いのちの電話」事務局長・勝谷齊(カツヤヒトシ)先生の基調講演があり、多くの市民や医療関係者に「いのちの電話」を周知し、若者や学生に対しての取り組みをお話いただきました。
演奏会前半には佐伯鶴城高等学校吹奏楽部・津久見樫の実少年少女合唱団・佐伯市民合唱団が出演しました。後半は、津久見ロータリークラブ会員で外科医の姫野秀一先生によるテノール独唱、演奏家・教育者として活躍中の東京芸術大学大学院を卒業された植木千明先生のソプラノ独唱、大分の若い演奏家たちのリーダー的存在の辛島慎一先生のチェロ独奏も披露していただきました。最後にシスター古木涼子作詞作曲の「いのち」を挾間文男先生指揮による合唱により会を締めくくりました。挾間先生は永年「大分いのちの電話」に携わってこられ、大分県合唱連盟理事長を務められ方です。この曲の編曲は挾間文男先生が大分芸術短期大学・遠藤信一先生に依頼してできたものです。「いのち」の大切さを歌う美しい曲です。
出演する学生には演奏を通して社会貢献を実感する機会に、また来場者には「いのち」の大切さについてあらためて考える時間となったことでしょう。今回の地元の学生を中心としたコンサートが毎年のように佐伯で開催されるきっかけになり、地元の活性化に貢献できればと思います。そして「いのちの電話」の活動に役立つことを願っています。
※いのちの電話とは
電話による相談活動『いのちの電話』は、一人ひとりの「いのち」を大切にする市民運動として、1953年にイギリスで始まりました。今では、ヨーロッパの各国、オーストラリア、アメリカ、カナダなど世界の100ヶ国以上の国に広がっています。
日本では1971年に東京で始まりました。「大分いのちの電話」は1986年にスタートし、昨年30周年を迎えました。
変化の激しい現代社会の中で、不安になったり困ったりした時に、誰にも相談できずに、孤独で悩み苦しんでいる人が大勢います。「いのちの電話」は電話を通じて、このような人々の悩みを聴き、よき隣人となり、心の支えになっていこうという、ボランティア活動です。
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