規定審議会の報告(熊本開催)
2016年11月04日
地区管理運営部門長
上野 公則
10月22日(土)、玉名市の司ロイヤルホテルにて、190名の出席があり、大分開催の140名を合わせ、330名にのぼるたくさんのロータリアンの方々のご出席をいただきました。中でも、ガバナー補佐・各地区部門長・研修委員会の方々は、全員出席されています。今回の規定審議会がいかに興味深いか、今後のロータリーの行く末を左右する規定審議会であったかの証ではないかと察します。
また、今回の熊本開催については、玉名RCの御尽力と御配慮に大変感謝申し上げます。
全体質疑 他
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質問①「クラブで変更可能な部分の確認について」
資料の赤線部分は定款を変えることはできないが、それに従わない規定を細則で作ることができるということでよいですか。
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回答①
その通りです。定款と違う規定を細則で定めることにより細則が優先されるということです。
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質問②「定款と細則の関係について」
本来は、定款を変えてその具体的なものを細則に定めるべきではないのか。
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回答②
その通りだと思う。定款はクラブでは変える事が出来ないという部分があるからこのような形(手段)になったのではないかと思う。
世界には新興国、未開の地域など例会を開くのに相当な距離があるなど、クラブ次第でやっていけないところがあるので、今回苦肉の策で細則を変更していいとなったのだと思う。 -
質問③「入会金について」
入会金が定款から消えた。細則で決めていいというのはどういうことか。
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回答③
入会金に関する規定を廃止しただけ。入会金を廃止したわけではない。クラブの判断に任せるという決定である。
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質問④「人頭分担金」について
4ドルずつ毎年上がるのはなぜか。
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回答④
緊急動議で入ってきたと思われる。大変な金額と捉えるところもある。今後は反対表明も出していかないとまた出てくるのでは。
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質問④ー2緊急動議は誰が出すのか。執行部が出せるのか。
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回答④ー2
緊急動議をその場で否決するには十分な時間が無く困難なことが多い議案は理事会が提出できる。
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質問④ー3増額の提案が出来るのであれば、減額の提案もできるのではないか。
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回答④ー3
提案は出来ると思う。
3年後に向けて値下げ運動を行っていく必要性もあるのでは。
講評 木下パストガバナー
規定審議会は3年に一回しかないので話題になりにくいが、組織規程を変えるにはこれしかない。提案が出来るには各クラブ及び地区から提案できる。
新興国の事情では例会場へ行くのに1日かかるところもある。RIとして標準定款を崩したくないので、細則での対応となった。
ロータリーも多様性がある力強い組織としてロータリーを見直す変革のスタートになれば良い。そのために提案もしていき、人頭分担金も下げることも考えなければならない。
今回のセミナーを振り返り、出席された皆様もよく勉強されており、少しでもよりよきロータリークラブを築こうとされていることが伺えるセミナーだったと感じます。なに
より、大分開催を含め出席されている人の意欲が感じられました。
- ロータリークラブが他団体と似かよってきていると考えられている人もいるようですが、今こそ他団体との違いが明確にできるチャンスなのでは。
- 今まで定款も細則も見たこともなかった人が、これを機会に勉強していくチャンスなのでは。
- みんなでロータリーを見つめ直し、話し合い、クラブの活性化につなげる絶好のチャンスなのでは。
この報告会で終わりではなく、これからが始まりだと思います。
永田年度に向けみんなで学んでいきましょう。
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