大分第1グループIM

2015年01月22日

「インターシティーミーティング」を終えて

第2720地区大分第1グループ
ガバナー補佐  養父 信義

 

 平成26年の暮れも押し詰まった12月6日(土)13:30より開催した。
何故このような時期なのか?10月以前では準備が出来ず、11月は我ローターアクトの創立30周年式典、1月以降は各行事や仕事の日程が立て込み、空いていたのが12月初めの日程だった為である。皆さんには、この暮れの忙しい時にと心の中では不平が募っていたものと思う次第である。平に御容赦を!。しかも当日の朝は、小雪が舞い祝いを下され、講師の本田地区研修リーダーも熊本より会場の日田市羽田多目的交流館(日田市街地の外れ・・山の中)に着かれ驚嘆、雪が少し残っていた。参加クラブの中津3クラブは一山越えねばならず、日田と玖珠もそれぞれに大変でした。

 

 研修テーマを「ロータリーの現状、ロータリーはどうあるべきか?」と致しました。ロータリーの現状を踏まえ、今後ロータリーは何処に行くのか、未来はどうなるのか。等の事を各自で考え、勉強し、行動を起こしてほしいと願ったものです。各々が考え、勉強し、行動するには、今までの講習会形式では、講演中は話を記憶しているが(この間は睡魔が襲うのである)閉会後会場を後にする頃は頭脳より段々と消え失せ、懇親会頃には完全に消滅してしまう我ら凡人である。幸い本年度より開始した「RLI」方式でディスカッションをして頂こうと考えた。しかし、DL(ディスカッションリーダー)を6人造る必要がある。講師以外は全て自前の研修会にしたい、ホストクラブでDLを出す。ところが皆未経験者である、なら一層、クラブで入会歴の若い人・年齢の若い会友を抜擢した。そして、クラブの了解を得てガバナー補佐の私的な「IM委員会」を設立し、僅かな時間の勉強会を行い「RLI」の通り6グループ、6セッションを分担してもらった。まず「RLI」の手順通り「貴方は答えを出さなくて良い、只々メンバーより話を導き出してください。(入会歴も若いので殆ど答えられず・・だから良い)それに対する意見も伺って下さい。設問は3個ぐらいで充分です」と。
以下がその討論の内容です。

 本田地区研修リーダーからは、ロータリーの精神について、私達の現状はどうなのか?また未来はどうあるべきか、ロータリーが発展していくには、私達は如何に行動すべきか等々。「RLI」の研修は経験する事、慣れる事である。ディスカッションリーダとテーブルリーダの違いを考えよう・・・等のアドバイス、最後には講評を頂いて一日が終わった。(いや、一日はまだまだ続くのである)翌12月7日はローターアクトの地区内一斉清掃奉仕の日でご挨拶までも頂いた。本田地区研修リーダー本当に御苦労さまでした。紙面を借りて御礼申し上げます。誠に有難うございました。

 

* 第1グループ。 第1セッション、リーダーシップの本質をつかむ。

Q.仕事におけるリーダー及びリーダーシップ叉ロータリーにおけるリーダ-及びリーダーシップについて。

  • 仕事面では、人をまとめる事。ロータリー(以後R表示する)では競争でなく親睦が主であり、人間性・協調性を持ってクラブをまとめる。
  • 皆お山の大将の集まりなのでお互いの長所を尊重して相手をよく理解して、クラブ内がいい人間関係となる。いろんな職業との出会い、自己研鑽になる。社員にも意欲を持って行動するよう話している。
  • Rを学び直したい。Rについての話題やRの友について話しているが、殆ど聞いていないようだ。
  • クラブ会員の気持ちを如何に掴むか。新会員の勉強会等リーダーすることで自分の勉強にも。でも、その場しのぎでなく先々を見越して行動するのがリーダーでは?
  • 毎週クラブ例会に出席していれば、自然とロータリアンになれる。若い会員との格差あり、感覚の違いを感じる。若い人たちはRに魅力を感じていない。
  • 会社でもRでもトラブルあればリーダーが責任持つ。若い会員に勉強してもらいたい・・将来のリーダーになる。仲間として考え、食事に誘ったりと付き合いしている。
  • まとめ・・・クラブ内奉仕の気持ち、大変感心した。理事会に3年未満の会員を出席さして雰囲気を感じさせる。環境を作ることもリーダーとして大切な役目ではないか。(誰がまとめたのでしょうかね?)

 

* 第2グループ。 第2セッション、私のロータリー世界。

Q.Rに入会して良かった事、Rの楽しみとは?

  • 知人に勧められ入会、メンバーが良く、いろんな大会に参加、世界の人々との交流が楽しい。R財団からも助成を受けた、素晴らしい事である。
  • JCの後入会。いろんな人との出会い、会話、人の輪が広がる。老後も楽しみになってきた。
  • 30歳で入会。会報委員を経験、卓話の文字起こし、人の話を多く聞けた、人を知った。Rで韓国・仙台にも行った、Rで行けた。図書などの寄付、個人では出来ない事が出来る喜び。
  • 大学の先輩から。人との出会い、色々な方と知り合い仕事のヒントにもなっている。
  • まだ本当のRの真髄を理解してないが、異業種の集まりと知った、ならば社会奉仕出来るのではないか。40年も続けているのは何か魅力があるからだろう、皆との話、人との付き合い大変ありがたい。
  • 海外、国内と他クラブとの交流、Rに入り多くの方と交流できた。台湾に56台の車いすを送った時、市長とも会い大変感銘を受けた。

 

Q.四つのテストをどのように認知しているか。

  • 元々のスタートは、会社経営に行き詰った人に立て直しを頼まれた人がこのテストを生み出し見事に立て直した事が始まり。
    (ハーバート・J・テイラー氏が創案者である)
  • 言葉を思い出して、みんなに公平かと問うてみている。
  • 空念仏に終わらないようにしなくてはならない、中でもみんなに公平かが一番難しい。
  • 中津平成では、「四つのテストの歌」を歌っている。

 

* 第3グループ。 第3セッション、会員を引き込む。

Q.Rに入った経緯、叉クラブに引き留めているもの。

  • 4~5人に来られて無理やり入らされた「飯食いに来い」
  • JC後勧誘された。・・・一度やめて再度入会した。
  • 他クラブの方との交流。クラブ同士、個人的交流。
  • 仲間作り、人間関係・・先輩との繋がり。
  • 四つのテストの素晴らしさ。
  • 役職
  • ステイタス→信用が有る。(Rのバッジ)
  • 人生相談が出来る。
  • 勉強になる。
  • 出席を無理に言わない。
  • 役割が多すぎる。(これは感想?負の考えかな)

 

*第4グループ。 第4セッション、私たちの財団。

Q.財団とは。(集金方法は?)

  • 財団への寄付を募る。
  • 100ドルから150ドルになった。
  • 財団頼母子講を毎月行い、積み立てている。

 

Q.財団はなぜ必要か?誰が財団を運営しているか?

  • アメリカ本部で扱う、○○奉仕に活動、割戻金が減った。
  • 金の金額が判らない→報告が必要。
  • 金別れが必要、申請が複雑、手続きが判りづらい。
  • 寄付金額が判らない、寄付を増やせるか→クラブ会員が少なく出来ない。
  • 記入文にも知識不足、良く解らない!とあり、文面理解も良くできずまとまらない。・・

 

Q.財団はどうあるべきか。

  • 地区の補助金制度・・手続き複雑、申請・報告が難しい。
  • 文章を簡潔に出来ないか?
  • 〆切は2月である。
    ―感想― ホストクラブの財団のベテラン会員が補佐に付いていたが、訃報で突然の欠席。財団に関して熟された討論とならなかったと感じられた。また、グループの方々も難解だったようである。

 

* 第5グループ。 第5セッション、倫理――職業奉仕。

  • 私はRに向いてないと思う。
    職業で平素から嘘をついているのではないか?四つのテストに当てはまっていると言えるのか?これで良いかと葛藤している。
    {仕入れでは色々注文を付け、安く仕入れるようにしている事等}
    この意見に対し。
  • 安く仕入れた事は消費者に安く提供できる・・奉仕が出来ているではないか。また、葛藤している姿が既にRではないか!。

 

第6クループ。 第6セッション、奉仕プロジェクト。

Q.国際奉仕、社会奉仕、ブライダル奉仕とある中でRクラブは何か支援できますか、また何かしてますか。

  • チャリテーバザー。献血。
  • ミャンマの学校建設。今後は教科書の贈呈。
  • 児童たちとの地引網やバーべキュウの実施。
  • 台湾のRクラブと永年交流している。
  • Rの森の活動等
  • 国際奉仕の取り組み方が良く解らない。

 

Q.その予算について

  • あまり予算を掛けない工夫をして、会費より支出。
  • 地区の補助金を検討。(単年度で担当が変わり難しさが有る)
  • 申し込みは3月までに(2月に説明会)但し、財団へ各クラブより納めた寄付額に関係する。
  • 前年並みでスライドしている。
  • クラブでだれが振り分けているのか?予算を担当は把握しているのか。
  • 幹事が振り分ける。(各委員長が予算計上をする)前年と同様のパターンが多い。

 

Q.奉仕プロジェクトでやってみたい事。

  • 行ける範囲の海外クラブと提携したい。
  • 交換留学生(面白いのでは?)青少年、ローターアクト。
  • 台湾のクラブを通じて役立つ事を行いたい(現在交流のみなので)
  • Rクラブがエボラ出血熱等世界で問題になっている事に係わるべきではないか!。

以上、多種多様な意見が出たようである。
この「IM」の勉強会を踏まえて今後に向かって活動されるロータリーであってほしい!

 

 研修会直後の12月11日玖珠ロータリークラブを訪問した。「IM報告会」がプログラムされていた。参加者から6セッションの内容がそれぞれに5分間で報告された。出席できなかった会員へも良く解る報告であったと感じながら帰途に就いた。

 

 研修会に出席された会友の方々、寒い中叉、冷房の利いた部屋もあった由大変熱い討論で熱気ムンムンのセッションだったのですね!。
誠に有難うございました。

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